2歳馬評価・格付け一覧

新馬・未勝利戦の勝ち馬を能力スコアで評価(最終更新: 2026.10.25)

札幌2R2歳未勝利芝1800m
勝ち時計1:49.1あがり35.9
★★★☆☆
76点
母ソリッドリーズン(母父 ジャングルポケット)
厩舎昆貢 (栗東)生産者沖田博志生年月日2024-02-28

🧬 血統セクション

父エフフォーリア、母父ジャングルポケットという血統構成。エピファネイアから続く中長距離的な適性と、母系の持つタフさがうかがえる組み合わせだ。今回の札幌芝1800m戦では、道中3番手の好位にしっかりと取り付き、大きくペースを落とさず走り切った。持久力を求められる条件への適性を示唆する血統背景といえる。

⏱ タイムセクション

勝ちタイム:1:49.1
上がり3ハロン:35.9秒

走破時計の1:49.1は、この条件の基準タイム(1:50.3)より1.2秒速い。当日の他レースの状況から馬場差を差し引いた後でも、基準より0.9秒速い時計だった。ラップ推移を見ると、12.5 - 11.7 - 12.1 - 12.2 - 12.6 - 11.8 - 11.9 - 12.0 - 12.3。前半で一定のペースが流れながら、後半4ハロンも11秒台から12.0秒の範囲でまとめている。終始3番手をキープして先行し、2着のオンザボーをクビ差で捉え切ったレース内容は堅実そのものだ。ただ、上がり3ハロン35.9秒という数値から分かるとおり、後続を突き放すような鋭い決め手を使ったわけではない。速い上がりが求められる展開になった際の対応力は、現時点では未検証の要素として残る。

🔍 スコア診断

標準的な馬場で基準を上回る走破時計を記録し、好位から粘り強く脚を使ったレース内容を評価した。

評価点:81点 / 100点

【この先の見通し】

✅ 加点ポイント

  • 馬場補正後で基準より0.9秒速い走破時計を出し、このクラスとしては十分な時計面での裏付けを示した点。

  • 1コーナーから4コーナーまで好位3番手をキープし、後半11秒台後半のラップを維持して押し切った粘り強さ。

⚠️ 課題・不安要素

  • 上がり3ハロンが35.9秒にとどまり、瞬発力勝負になった際の性能については未検証である点。

1勝クラスへ昇級後は、レース後半の決め手勝負に対応できるかが焦点になる。今回のように一定のペースが流れる展開では持ち味が出るため、相手関係が強化された場面や、上がりの競馬になりやすい平坦コースなどでどういう走りを見せるか確認したい。

📈 追加実績:アイビーS 12着

評価点:76点 / 100点

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札幌5R2歳新馬芝1200m
勝ち時計1:10.5あがり34.1
母アリーハー(母父 Kingman)
厩舎伊藤圭三 (美浦)生産者バンブー牧場生年月日2024-03-16

🧬 逃げ切りを後押ししたスピード血統の裏付け

父ビッグアーサー、母父Kingmanという短距離色の濃い血統構成を持つ。父系はサクラバクシンオーから続くスプリンターの系譜であり、母系にも欧州の速い脚を伝えるKingmanが入っている。今回の札幌芝1200mでハナを奪い、そのまま押し切ったレースぶりは、この血統背景が持つ先行力とスピード感が素直に表れた形と言える。短距離における適性の高さを示した一戦だった。

⏱ 走破時計を補って余りある後半の加速ラップ

勝ちタイム:1:10.5
上がり3ハロン:34.1秒

勝ちタイムの1:10.5は、当日の札幌芝コースが基準より時計の出やすい状態だった点を考慮すると、馬場差を差し引いた比較で基準(1:09.7)より1600m換算で1.8秒遅い。ただ、この時計の遅さは前半から12.7 - 11.6 - 12.1とペースが上がらないスローペースだったことが主な要因である。

評価すべきは後半のラップ変化だ。先頭でレースを進めながら、ラスト3ハロンを11.7 - 11.3 - 11.1と完全に加速するラップでまとめてみせた。記録した上がり34.1秒は、同条件の勝ち馬平均34.6秒より0.5秒速い。2着馬に3馬身1/2差をつける逃げ切りで、スローペースの展開を完全に味方につけた内容と言える。

🔍 スコア診断

全体時計自体は遅いものの、自分でペースをコントロールして直線で加速し直したレース内容は評価できる。

評価点:75点 / 100点

【展望とチェックポイント】

✅ プラス材料

  • 11.7 - 11.3 - 11.1とラストに向かってラップを加速させながら押し切った展開力。

  • 同条件の勝ち馬平均を0.5秒上回る上がり3ハロン34.1秒を逃げの手から繰り出した点。

  • 2着馬を3馬身1/2突き放した直線での着差。

⚠️ 減点ポイント

  • 馬場差を考慮した走破時計が遅く、ハイペースになった際の流れへの対応は未検証。

  • 今回は1200mの短距離戦であり、マイル以上の距離に対する適性は現時点で確認できていない。

単頭で逃げて展開を有利に持ち込めた点は見逃せないが、直線の伸び脚と加速力の質は十分に見せた。今後は昇級後、他馬からの圧力が強まる中で同様の先行力と粘りを発揮できるかが確認のポイントになる。また、今回は1200m戦での勝利のため、1400m以上の距離へ対応できるかについても次走以降で見極めたい。

📈 追加実績:カンナS

⏱ タイムデータ

勝ちタイム:1:08.5
上がり3ハロン:34.5秒

前半3ハロンが33.9秒のミドルペースを、終始2番手で手応えよく追走する形を選択。直線に向いても勢いは衰えず、上がり3ハロン34.5秒の脚で前を捉え、2着のマルモリムソウに1馬身3/4差をつけて押し切った。逃げ馬を視界に入れつつ早めに抜け出すレース運びは完成度の高さを感じさせる。ただし、走破時計の1:08.5は同じ中山芝1200mの良馬場で行われた過去の同レース平均(1:08.1)より遅く、時計面の裏付けという点では課題を残す結果となった。

🎯 通算実績を踏まえた採点 再評価

オープン特別を先行押し切りで制したレース内容は評価できるが、勝ち時計の面で上積み幅を慎重に見極めたい。

評価点:79点 / 100点

【今後に向けて】

✅ 評価できる点

  • 前半33.9秒の流れを2番手で無理なく追走し、追われてから確実に抜け出した先行力とレース展開への対応力。

  • 2着馬に1馬身3/4の着差をつけ、直線で後続の追撃を許さなかった粘り強さ。

⚠️ 気になる点

  • 勝ちタイム1:08.5は過去の同条件の平均値より遅く、時計勝負に持ち込まれた際の対応力が未検証である点。

父ビッグアーサーの血統背景を考えると、短距離に適性が寄っている可能性がある。今後は重賞などの相手強化や、より全体時計の速い決着となった際にも同様の立ち回りができるかどうかがポイントになる。

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札幌9Rコスモス賞芝1800m
勝ち時計1:48.7あがり34.7
★★★★★
92点
父サトノダイヤモンド
母スターズアンドクラウズ(母父 マクフィ)
厩舎鹿戸雄一 (美浦)生産者ノーザンファーム生年月日2024-04-20

🧬 タフな馬場を苦にしない血統背景と追撃の走り

父サトノダイヤモンドに母父マクフィという組み合わせで、重馬場の函館芝1800mというタフな設定にマッチした血統構成だ。1コーナー9番手、2コーナー10番手と道中は後方に置かれながらも、追われてからの伸びには力強さがあった。パワーとスタミナを要する馬場状態で後方から巻き返した走りには、この血統構成が示す適性の高さが表れている。

⏱ 馬場補正でも際立つ時計と上位の上がり

  • 勝ちタイム:1分50秒4

  • 上がり3ハロン:35.0秒

走破時計の1分50秒4は、当日の時計が出やすい馬場状態を差し引いて計算しても、基準タイムより1600m換算で2.3秒速い数字だ。重馬場の函館芝1800mでこれだけの時計をマークした点は見逃せない。レースは中盤の5ハロン目で11.4秒が刻まれるなど動きのある展開になったが、4コーナー6番手まで押し上げ、上がり3ハロン35.0秒の脚を使って前を捕らえ切った。

1コーナーで先頭に立ったアルデシンザンが9着に沈んだように、前半から飛ばした先行勢には苦しい流れだった。その中で道中はじっくり後方に控え、3〜4コーナーにかけて徐々に位置を上げて直線で仕留めた立ち回りは鮮やかだった。2着のイッペイとはクビ差の接戦だったが、展開を見極めた押し上げが実を結んだレース内容だ。

🎯 多角分析スコア

馬場差を差し引いても際立った勝ち時計を記録した一方で、着差のつき方や今後の検証課題を踏まえて評価を整理した。

評価点:89点 / 100点

【今後の見通しと注目ポイント】

✅ 光った点

  • 馬場差を差し引いても基準より2.3秒速い走破時計と、上がり35.0秒を使って差し切った脚力。

  • 中盤で11.4秒の加速が入るタフな展開の中、3コーナー8番手から4コーナー6番手へと押し上げ、最後まで脚色を衰えさせなかったレース運び。

⚠️ マイナス材料

  • 時計面は非常に優秀な一方で、2着馬との着差はクビ差にとどまり、後続を大きく突き放すまでには至らなかった点。

走破時計とラップの推移から見せたパフォーマンスは、新馬戦としては高い水準にある。ただし、勝ち時計の数値自体は非常に高いものの、今回は2着馬とクビ差の接戦だったことを考慮し、評価点は89点にとどめた。昇級後、相手関係が強化された際にも、今回見せた差し脚と速い時計への対応力を同様に発揮できるかが今後の確認ポイントになる。

📈 追加実績:コスモス賞

⏱ 札幌芝1800m 2歳オープン(コスモス賞)

勝ちタイム:1:48.7
上がり3ハロン:34.7秒

札幌芝1800mで行われたオープン特別のコスモス賞に出走し、馬体重484kg(+6kg)の2番人気で勝利を収めた。道中は1コーナーから3コーナーまで6番手を追走。4コーナーで4番手まで進出し、直線で差し切って2着のアゴルディーノに1/2馬身差をつけてゴールした。

ラップ構成は12.4 - 11.3 - 12.0 - 12.4 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 11.9 - 11.3。前半から中盤にかけて12秒台前半から半ばのタイムが続き、ペース判定としてはスローとなった。残り3ハロンから12.1 - 11.9 - 11.3と段階的に加速する後傾ラップの中、中団の位置取りから上がり3ハロン34.7秒を繰り出して前を捉え切っている。

勝ち時計の1:48.7は、同馬場で行われた過去5年のコスモス賞における勝ちタイム平均(1:49.3)より0.6秒速く、その中で最も速かった2023年の1:48.8と比べても0.1秒速い。また、同条件の2歳オープン基準タイム(1:49.8)に対しても1.1秒速い時計だった。ゆったりとした流れから最終直線(L1)で11.3秒の最速ラップを踏む展開に対応し、しっかりと伸びて勝ち切った点はレース内容として評価できる。

一方で、前半の5ハロン通過が60.9秒と落ち着いたペースだったため、道中で体力を温存しやすい展開だったことも事実だ。ハイペースや道中で息の入らない引き締まった流れになった際、今回と同様に脚を伸ばせるかどうかについては、現時点では未検証の課題として残る。

📊 通算成績から見る再評価

スローペースからの仕掛け合いで最速ラップを踏み直し、過去の同レース勝ち時計を上回るタイムで1着となった。

評価点:92点 / 100点

【この先の見通し】

✅ 加点ポイント

  • ラスト3ハロンで加速し続ける展開の中、中団から上がり34.7秒の脚を使って差し切った瞬発力。

  • 1:48.7の走破時計は、同馬場で行われた過去5年の同レース勝ちタイムの中で最も速い数値を記録した点。

⚠️ 課題・不安要素

  • 前半5ハロン60.9秒のスローペースに恵まれた側面があり、淀みのない引き締まった流れでの追走力や持続力は未確認である点。

父サトノダイヤモンド、母スターズアンドクラウズという血統構成からは、距離が延びて追走に余裕が出る条件への適性が推測される。今後はクラスが上がり、相手関係の強化や引き締まったペースに直面した場面でも、今回の直線で見せた鋭い脚を使えるかどうかが確認すべきポイントとなる。

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新潟1R2歳未勝利芝1800m
勝ち時計1:46.6あがり33.4
母オーソレミオ(母父 ディープインパクト)
厩舎前川恭子 (栗東)生産者タイヘイ牧場生年月日2024-04-16

⏱ ラスト2F10.7秒の加速に対応した決め手

勝ちタイム:1:46.6
上がり3ハロン:33.4秒

走破時計の1:46.6は、当日の出やすい馬場状態(同じ日の芝レースでは1600m換算で1.3秒速い)を踏まえて補正すると、基準より1600m換算で0.1秒遅い数値にとどまる。ただ、道中は5ハロン目のラップが13.0秒まで落とし込む明確なスローペースだった。レースの本質は走破時計よりも後半の加速力にある。3コーナー・4コーナーをともに2番手で通過し、直線では上がり3ハロン33.4秒を記録。ラスト2ハロン目に10.7秒という速いラップが踏まれる展開の中で逃げ馬を捕らえ、2着のシュートザワークスに3馬身差をつけた。同条件の未勝利勝ち馬の平均上がり34.2秒を0.8秒上回る決め手を、先行位置から引き出した内容が光る。

🧬 父モーリス×母父ディープインパクトの構成

力強さを与える父モーリスに、俊敏な素軽さを伝える母父ディープインパクトという組み合わせ。新潟の長い直線でトップスピードに乗せる走りに、この血統背景が関わっている可能性がある。

馬体重460kgで前走から2kg増と太め感もなく仕上がっていた。道中で極端に緩んだペースになっても力むことなく2番手に収まり、追ってからの反応も素直だった点がレースの組み立てやすさに繋がっている。

⚖️ 総合ジャッジ

緩い流れを2番手で折り合い、ラストの瞬発力勝負で上がり33.4秒を繰り出して3馬身突き放した走りは内容が濃い。

評価点:78点 / 100点

【今後に向けて】

✅ 評価できる点

  • ラスト2ハロン目が10.7秒の加速ラップになる展開を、2番手から手応え良く押し切ったレースセンス

  • 上がり3ハロン33.4秒を繰り出し、2着馬に3馬身差をつける決定力の高さ

⚠️ 気になる点

  • 馬場補正後の勝ち時計自体は目立つほどではなく、中盤が締まったハイペース時の対応は未検証

当日の馬場が速かった影響を差し引くと勝ちタイム自体は平準的な領域だが、道中13.0秒まで緩んだ局面からの瞬発力勝負で見せた着差は評価に値する。今後は1勝クラスへ昇級し、流れるペースや他馬からの圧力を受けた展開でも今回のような好位追走と終いの脚を再現できるかが焦点となる。

📈 追加実績:アイビーS 8着

評価点:76点 / 100点

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新潟2R2歳新馬芝1400m
勝ち時計1:22.2あがり34.8
父ステルヴィオ
母ビクトリアペガサス(母父 ヨハネスブルグ)
厩舎尾形和幸 (美浦)生産者槇本牧場生年月日2024-02-15

⏱ 馬場補正後の時計とラストの加速ラップ

勝ちタイム:1:22.2
上がり3ハロン:34.8秒

走破時計の1:22.2は、良馬場の同条件基準タイム1:23.2と比較すると1.0秒速い。しかし、当日は同開催の他レースでも全体的に時計が出やすい馬場状態だった。当日の馬場差(1600m換算で1.3秒速い)を差し引いた実質的な走破時計は、基準より0.2秒遅い計算になる。時計面だけで見れば目立つ数字ではない。

評価したいのは勝ち方とラップの踏み方だ。レースは12.6 - 11.1 - 11.3 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 11.6のミドルペース。3コーナー7番手、4コーナー7番手と中団に控え、直線で前を捕らえにかかった。ラスト2ハロンが11.7 - 11.6と終盤にかけて加速するラップを外から押し切り、2着馬をクビ差退けている。速い時計が出やすい馬場だったとはいえ、前が残る展開の中で中団から差し切った内容は評価できる。

レース前に尾形調教師が「手先の軽い馬」「気性が素直」とコメントしていた通り、実戦でも折り合いを欠くことなくスムーズに脚を溜められた点が、最後の伸びに繋がった。

🧬 スピード性能を裏付ける血統構成

父ステルヴィオ、母父ヨハネスブルグという血統構成は、仕上がりの早さとスピード性能の高さを示唆している。父はマイルG1勝ち馬であり、母父ヨハネスブルグは短距離適性と早期からの前進気勢を伝えやすい。今回の芝1400mという条件で初戦からスピードに対応し、しっかりと差し切る走りを見せたのは、この血統背景のイメージに沿う内容だ。

馬体重480kgと牝馬としては恵まれた馬体で出走できた点も、初戦から控える競馬で揉まれずに脚を使えた要因の一つと言える。

⚖️ 総合ジャッジ

当日の軽馬場による時計補正を行うと走破タイム自体は控えめな評価になるが、中団からラスト2ハロンで加速して前を捉え切ったレース内容は数値以上の価値がある。

評価点:73点 / 100点

【今後の見通しと注目ポイント】

✅ 光った点

  • 3コーナー7番手・4コーナー7番手の中団位置から前を差し切ったレースセンス

  • ラスト2ハロンで11.7 - 11.6と加速し、最後まで失速しなかった脚取り

⚠️ マイナス材料

  • 馬場差を差し引いた評価では、基準より0.2秒遅く走破時計の絶対値に物足りなさが残る点

今回の評価点は73点とした。当日の馬場補正を入れたタイムそのものは強調しづらいものの、ミドルペースの展開を中団で折り合い、ラスト2ハロンを11.7 - 11.6と加速して差し切った内容は相応に評価できる。1400mでの勝利となったが、現時点ではマイル以上の距離への適性や、より締まったペースでの対応力は未検証だ。次走以降、クラスが上がってペースが速くなった際や、馬場差のないタフな馬場状態でどこまで走破時計を詰められるかを確認したい。

📈 追加実績:アルテミスS 12着

評価点:59点 / 100点

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新潟3R2歳新馬芝1800m
勝ち時計1:48.0あがり33.8
★☆☆☆☆
59点
母アヴァール(母父 キングカメハメハ)
厩舎奥村武 (美浦)生産者チャンピオンズファーム生年月日2024-03-05

🧬 血統背景と走りの連動

父モーリスに母父キングカメハメハを組み合わせた血統構成。パワフルな持続力や力強さが前面に出やすい配合だが、今回の新馬戦では中団から鋭く脚を伸ばす形を見せた。3コーナー6番手、4コーナー6番手と落ち着いた位置取りから、直線で上がり3ハロン33.8秒の足を使って抜け出している。血統的な力強さに加え、新潟の外回りコースで求められる瞬発力にも対応した内容だった。

⏱ 走破タイムとラップ分析

勝ちタイム:1:48.0
上がり3ハロン:33.8秒

前半から中盤にかけて12秒台半ばのラップが続くスローペースで経過した。勝ちタイムの1:48.0は同条件の1〜3着平均である基準タイム(1:49.8)より1.8秒速い。ただし当日は全体的に時計の出やすい馬場状態であり、馬場差(1600m換算で1.1秒速い)を差し引くと基準より0.5秒速い水準となる。レース後半のラップは12.5 - 11.6 - 11.2 - 11.6と直線に向かって一気に加速する形になった。その中で、手応えを保ちながら2着馬に1馬身3/4差をつけて差し切った走りは評価できる。

道中は大きな動揺もなく中団で流れに乗り、折り合いを欠く様子も見せなかった。スローペースの前残りになりやすい展開の中、自分から動いてきっちり前を捉えきった点は、実戦向きの気質を感じさせる。

📝 採点

馬場差を考慮した時計自体は平均的な水準だが、スローペースの上がり勝負で後続を突き放したレース内容を踏まえて点数を算出した。

評価点:76点 / 100点

【この先の見通し】

✅ 加点ポイント

  • スローペースからの瞬発力勝負において、上がり3ハロン33.8秒の脚を使い、2着に1馬身3/4差をつける決め手を示した点。

  • ラスト2ハロンが11.2 - 11.6と一気にペースアップした局面で、4コーナー6番手から先行勢を綺麗に捉えきったレース内容。

⚠️ 課題・不安要素

  • 時計が出やすい馬場状態での勝ちタイムであり、馬場差を差し引いた実質的な走破時計は標準的な範囲にとどまる点。

  • 前半のラップが緩い展開だったため、締まったペースやハイペースになった際の追走力・対応力は現時点で未検証である点。

今後は、流れる展開になった際にも今回のような決め手を伸ばせるかがポイントになる。コース形態が変わる次走以降で、どのような立ち回りを見せるか確認したい。

📈 追加実績:アルテミスS 11着

評価点:59点 / 100点

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中京1R2歳未勝利ダート1400m
勝ち時計1:26.1あがり39.6
母スマートレモラ(母父 ゴールドアリュール)
厩舎加藤公太 (栗東)生産者本間牧場生年月日2024-04-18

🧬 ダート適性を凝縮した血統背景

父カリフォルニアクロームに母父ゴールドアリュールという、ダートでのパワーと粘り強さを象徴する組み合わせ。祖母スノースタイルは芝の重賞馬を出した名牝だが、本馬は母父ゴールドアリュールの力強いダート適性を色濃く受け継いでいる印象だ。今回見せたハイペースでも崩れないスタミナと推進力は、この血統構成からもうかがえる。

⏱ 厳しいペースを押し切ったレース内容

勝ちタイム:1:26.1

上がり3ハロン:39.6秒

前半3ハロン34.0秒(12.0 - 10.7 - 11.3)という、2歳未勝利のダート1400mとしてはかなり速いラップで流れた。この展開を3コーナー3番手で追走。後半は12.9 - 13.1 - 13.7と全体が大きく失速する我慢比べとなったが、前崩れの流れをそのまま押し切った。

走破時計の1:26.1は基準タイムより0.1秒速い。ただし、当日は他レースの平均も基準より1600m換算で0.5秒速い時計の出やすい馬場状態だった。この馬場差を差し引いた実質的な時計は基準より0.4秒遅く、純粋なタイム比較では控えめな評価にとどまる。それでも、先行勢に厳しい展開の中で2着に3馬身差をつけたレース内容は数字以上の価値がある。

🔍 スコア診断

馬場差を考慮した時計面には甘さが残るものの、ハイペースを前目で耐えて突き放したレース内容と着差を大きく評価した。

評価点:71点 / 100点

【今後に向けて】

✅ 評価できる点

  • 前半3F 34.0秒の厳しい流れを3番手で追走し、後続を離して押し切ったスタミナと勝負根性

  • 消耗戦となった直線で後続に詰め寄らせず、3馬身の着差をつけた点

⚠️ 気になる点

  • 馬場差を考慮した実質的な勝ち時計は基準より遅く、時計勝負への適性は未検証

今後は1勝クラスに昇級後、道中でペースが緩んだ際や、上がりの速さを求められた展開に対応できるかが焦点になる。今回見せた前目での粘り強さを、より相手が強くなる条件でも発揮できるかを確認したい。

📈 追加実績:ヤマボウシ賞 4着

評価点:78点 / 100点

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中京3R2歳新馬芝1200m
勝ち時計1:08.6あがり33.5
母ファイアリーラヴ(母父 パイロ)
厩舎長谷川浩大 (栗東)生産者川越ファーム生年月日2024-03-24

🧬 父カラヴァッジオ譲りのスピードと仕上がりの早さ

父カラヴァッジオはストームキャットやスキャットダディの系譜を継ぎ、早期から短距離戦でスピードを発揮する産駒を多く出している。母の父パイロはダートで力強い適性を伝える種牡馬だが、芝の短距離戦においても力強い推進力を補強する血統構成だ。今回のレースではスタートから迷わずハナを奪い、3コーナーから4コーナーにかけて先頭でレースを引っ張った。早期完成度の高さとスピード性能が、初戦から逃げの手を打ってそのまま押し切るレースぶりに反映された形だ。

⏱ スローペースを活かした逃げ切りと上がり33.5秒の仕上がり

勝ちタイム:1:08.6
上がり3ハロン:33.5秒

走破時計の1:08.6は、同条件の基準タイム1:09.7と比べて1.1秒速い。しかし当日の芝コースは他レースを含めて全体的に時計が出やすい状態であり、馬場差を差し引いた実質的なタイムは基準と同等だった。レースラップは前半3ハロン35.1秒、後半3ハロン33.5秒のスローペース。自身が刻んだラップは12.8 - 11.0 - 11.3 - 11.2 - 11.0 - 11.3で、直線に入ってから再加速し、最後まで大きく減速せずに押し切った。時計面での大きな強調材料はないものの、スローペースを自ら作って上がり33.5秒でまとめ、2着のコルベータに1馬身1/4差をつけたレース内容は悪くない。レース前に長谷川調教師が「まだ緩さもあるが能力は高い」と評していた通り、仕上がり途上の中でも能力を示して勝利を収めた。

馬体重428kgという小柄な馬体ながら、終始先頭を譲らずマイペースに持ち込めた。初戦としては気性面の難しさも見せず、スムーズな走りができていた。

🔍 スコア診断

勝ち時計は馬場差を考慮すると標準的な水準だが、自らペースを握って上がり33.5秒で押し切ったレースセンスは評価できる。

評価点:76点 / 100点

【今後に向けて】

✅ 評価できる点

  • 前半35.1秒のスローペースを逃げの手でコントロールし、後続を寄せ付けなかった展開作り

  • ラスト2ハロン目で11.0秒の加速を見せ、2着馬に1馬身1/4差をつけて押し切ったまとめ方の良さ

⚠️ 気になる点

  • 時計が出やすい馬場状態の恩恵を受けており、馬場差を差し引いた時計自体は平均的な水準にとどまる点

  • 他馬からの圧力を受けた際や、ハイペースに巻き込まれた際の対応力が未検証な点

今回は自分のペースで逃げ切る形となり、マイペースで走れた強みが出た。一方で、距離延長や揉まれる展開になった場合の立ち回りはまだ確認できていない。1400m以上の距離への適性も含め、次走で相手が強化された中でどのような競馬ができるかが見どころになる。

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POG RANKINGでは、JRAの新馬戦・未勝利戦を勝ち上がった2歳馬を、独自の能力スコアで評価・格付けしています。走破タイム、上がり3ハロン、レース中の位置取り、ラップ、展開、着差など、実際のレース内容を中心に総合的に評価しています。

ランキングは現時点で確認できるレース内容を比較するための指標であり、将来の重賞勝利やクラシックでの活躍を保証するものではありません。詳しい評価方法や運営方針については、運営者情報をご覧ください。