2歳馬評価・格付け一覧

新馬・未勝利戦の勝ち馬を能力スコアで評価(最終更新: 2026.10.25)

小倉5R新馬芝2000m
勝ち時計2:02.7あがり35.2
★★★☆☆
75点
母コンサートホール(母父 Dubawi)
厩舎斉藤崇史 (栗東)生産者ノーザンファーム生年月日2024-03-22

🧬 父キタサンブラックに英オークス馬の血が融合した良血

父は中長距離のGI馬を数多く送り出しているキタサンブラック。母コンサートホールは母の父にDubawiを持ち、祖母Wasが英オークスを制した良血馬だ。欧州の重厚なスタミナと底力が下支えする血統構成といえる。

今回のレースでは前半1000mが62.8秒という緩い流れの中、1コーナー7番手と後方に位置した。道中は力むことなく追走し、3コーナー過ぎから動いて4コーナー5番手まで押し上げると、ラスト2Fが11.8 - 11.8と失速しないラップを踏んでアタマ差捉え切った。前が有利なスローペースで外を回りつつ差し切った走りは、血統背景からもうかがえる豊かなスタミナと持続力が活きた形だ。

⏱ 走破時計は馬場差を加味すると基準並み

勝ちタイム:2:02.7
上がり3ハロン:35.2秒

走破時計の2:02.7は、2歳新馬・小倉芝2000m・良馬場の基準タイム(2:03.3)より0.6秒速かった。ただし、当日は他の芝レースでも1600m換算で0.5秒ほど時計が出やすい馬場状態だったため、この馬場差を差し引いた実質的なタイムは基準と同等にとどまる。

前半がかなりのスローペースだった影響もあり、走破タイムそのものに大きな強調材料はない。その中で上がり3F35.2秒を繰り出し、先行勢をきっちり捉えた脚力そのものを評価したい。

1コーナーで先頭に立ったシュガーハウス(8着)がペースを落とし、前寄りにいた馬に展開が向く中で、道中7番手から慌てずに脚を溜めた立ち回りは初戦として落ち着きがあった。486kgの馬体で太め感もなく、レースの組み立てやすさを示している。

📝 採点

スローペースの展開を差し切る勝負強さを見せた一方、馬場状態を考慮した時計面では平均的な水準にとどまった。

評価点:75点 / 100点

【今後に向けて】

✅ 評価できる点

  • 前半1000m62.8秒のスローペースの中、7番手から上がり35.2秒の脚を使い、ラスト2F11.8 - 11.8のラップを維持して差し切った点

  • 4コーナー5番手から直線で2着馬とのアタマ差の追い比べを制した競り合いの強さ

⚠️ 気になる点

  • 当日の出やすい馬場差を差し引くと、走破時計自体は基準並みで際立った数字ではない点

  • 2着シックパラソルとアタマ差の接戦であり、後続を大きく突き放すほどの決め手は見せていない点

今後はよりペースが流れた際や、直線での瞬発力が求められるコースに替わった場面で、同様に脚を伸ばせるかがポイントになる。クラスが上がって相手関係が強化された際、今回の勝利で見せた長く脚を使う形がどこまで機能するかを確認したい。

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小倉6R新馬芝1200m
勝ち時計1:09.4あがり36.0
★★☆☆☆
69点
母オリーブジュエル(母父 ディープインパクト)
厩舎大橋勇樹 (栗東)生産者金石牧場生年月日2024-03-18

⏱ テン3F33.4秒のハイペースを押し切ったレース内容

勝ちタイム:1:09.4
上がり3ハロン:36.0秒

小倉芝1200mの新馬戦を、逃げて1:09.4のタイムで勝利した。前半3ハロンは12.2 - 10.3 - 10.9(33.4秒)という速いペースになり、そのまま3コーナーから4コーナーまで先頭を譲らずレースを引っ張った。後半は11.8 - 12.1 - 12.1と減速ラップになったものの、追走した各馬に脚脚を使わせず、2着のアームズラムレイに1馬身3/4差をつけて押し切っている。

当日の小倉芝は、他レースの計測結果から1600m換算で0.5秒ほど時計が出やすい馬場状態だった。この馬場差を補正すると、基準タイム(1:10.0)に対する差は1600m換算で0.3秒速い水準となる。時計自体の数字は馬場差を差し引くと大きく目立つほどではない。それでも、自分から厳しいペースを作って後続の脚を削り、最後まで先頭を譲らなかった勝ちっぷりは評価できる。

🧬 スプリント適性が色濃く出た父ビッグアーサーの血統背景

父ビッグアーサー、母父ディープインパクトという血統構成。父系から引き継いだスピードと短距離適性が、デビュー戦の前半から迷わずハナに立てる行き脚の速さに表れたと考えられる。母父にディープインパクトが入る構成であり、今後は直線での溜めが利く展開になった際、どのような脚を使えるかという点でも注目したい材料だ。

🎯 多角分析スコア

前半からハイペースを自ら作って押し切った内容は見応えがあった一方、当日の軽い馬場状態を踏まえた時計面からこの点数とした。

評価点:76点 / 100点

【この先の見通し】

✅ 加点ポイント

  • 前半3F33.4秒のハイペースで逃げを打ち、最後まで先頭を守り切った先行力。

  • 4コーナーまで後続を引きつけつつ、直線で2着馬に1馬身3/4差まで差を広げた力強さ。

⚠️ 課題・不安要素

  • ラスト2ハロンが12.1 - 12.1と失速気味になり、上がり3ハロンに36.0秒を要した点。

  • 馬場差を考慮した実質的な勝ち時計は、基準タイムから大きな差がついていない点。

今後は、同型馬との先手争いがさらに激しくなるクラス上がりの一戦で、同様の先行力を発揮できるかが課題になる。控える競馬に回った際の対応力や、後半のラップを失速させずにまとめられるかについても、次走以降で確かめる必要がある。

📈 追加実績:中京2歳S 7着

評価点:68点 / 100点

📈 追加実績:カンナS 2着

中山芝1200mのカンナSに出走し、7番人気から2着に入った。前半3ハロン33.9秒のミドルペースの中、3コーナーで7番手だった位置取りを4コーナーでは4番手まで押し上げる形を選択。勝ち馬ジオパークカツキに1馬身3/4差(0.3秒差)届かなかったが、上がり3ハロン34.3秒の脚を使って追い上げた。

自身の走破時計1:08.8は、同条件の2歳オープン(良馬場)における基準タイム1:08.4より0.4秒遅い。過去の同レース(良馬場)の平均勝ち時計と比較しても見劣りし、全体的な時計の遅さは否めない。時計面の裏付けには課題が残るものの、道中でポジションを押し上げながら最後まで脚を伸ばしたレース内容は評価できる。

🔄 実績を踏まえたスコア更新

時計の数値には物足りなさが残る一方、立ち回りの上手さで着順を確保した点を評価して1点加点とする。

評価点:69点 / 100点

【今後の見通しと注目ポイント】

✅ 光った点

  • 3コーナー7番手から4コーナー4番手へ進出し、上がり3ハロン34.3秒の脚で2着まで押し上げた立ち回り。

  • ミドルペースの流れに対応し、追走で後手に回らず脚を使えた点。

⚠️ マイナス材料

  • 自己タイム1:08.8は2歳オープンの基準タイムより0.4秒遅く、全体的な時計の縮小が求められる点。

父ビッグアーサーの血統背景からはスプリント適性の高さが伺えるが、上のクラスで上位を争うには破破時計の更新が鍵になる。さらにラップが締まった流れになった際、今回のようにお手頃な位置から脚を使えるかどうか、次走のラップ構成の中で確認したい。

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函館5R新馬芝1800m
勝ち時計1:50.4あがり35.0
★★★★★
92点
父サトノダイヤモンド
母スターズアンドクラウズ(母父 マクフィ)
厩舎鹿戸雄一 (美浦)生産者ノーザンファーム生年月日2024-04-20

🧬 タフな馬場を苦にしない血統背景と追撃の走り

父サトノダイヤモンドに母父マクフィという組み合わせで、重馬場の函館芝1800mというタフな設定にマッチした血統構成だ。1コーナー9番手、2コーナー10番手と道中は後方に置かれながらも、追われてからの伸びには力強さがあった。パワーとスタミナを要する馬場状態で後方から巻き返した走りには、この血統構成が示す適性の高さが表れている。

⏱ 馬場補正でも際立つ時計と上位の上がり

  • 勝ちタイム:1分50秒4

  • 上がり3ハロン:35.0秒

走破時計の1分50秒4は、当日の時計が出やすい馬場状態を差し引いて計算しても、基準タイムより1600m換算で2.3秒速い数字だ。重馬場の函館芝1800mでこれだけの時計をマークした点は見逃せない。レースは中盤の5ハロン目で11.4秒が刻まれるなど動きのある展開になったが、4コーナー6番手まで押し上げ、上がり3ハロン35.0秒の脚を使って前を捕らえ切った。

1コーナーで先頭に立ったアルデシンザンが9着に沈んだように、前半から飛ばした先行勢には苦しい流れだった。その中で道中はじっくり後方に控え、3〜4コーナーにかけて徐々に位置を上げて直線で仕留めた立ち回りは鮮やかだった。2着のイッペイとはクビ差の接戦だったが、展開を見極めた押し上げが実を結んだレース内容だ。

🎯 多角分析スコア

馬場差を差し引いても際立った勝ち時計を記録した一方で、着差のつき方や今後の検証課題を踏まえて評価を整理した。

評価点:89点 / 100点

【今後の見通しと注目ポイント】

✅ 光った点

  • 馬場差を差し引いても基準より2.3秒速い走破時計と、上がり35.0秒を使って差し切った脚力。

  • 中盤で11.4秒の加速が入るタフな展開の中、3コーナー8番手から4コーナー6番手へと押し上げ、最後まで脚色を衰えさせなかったレース運び。

⚠️ マイナス材料

  • 時計面は非常に優秀な一方で、2着馬との着差はクビ差にとどまり、後続を大きく突き放すまでには至らなかった点。

走破時計とラップの推移から見せたパフォーマンスは、新馬戦としては高い水準にある。ただし、勝ち時計の数値自体は非常に高いものの、今回は2着馬とクビ差の接戦だったことを考慮し、評価点は89点にとどめた。昇級後、相手関係が強化された際にも、今回見せた差し脚と速い時計への対応力を同様に発揮できるかが今後の確認ポイントになる。

📈 追加実績:コスモス賞

⏱ 札幌芝1800m 2歳オープン(コスモス賞)

勝ちタイム:1:48.7
上がり3ハロン:34.7秒

札幌芝1800mで行われたオープン特別のコスモス賞に出走し、馬体重484kg(+6kg)の2番人気で勝利を収めた。道中は1コーナーから3コーナーまで6番手を追走。4コーナーで4番手まで進出し、直線で差し切って2着のアゴルディーノに1/2馬身差をつけてゴールした。

ラップ構成は12.4 - 11.3 - 12.0 - 12.4 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 11.9 - 11.3。前半から中盤にかけて12秒台前半から半ばのタイムが続き、ペース判定としてはスローとなった。残り3ハロンから12.1 - 11.9 - 11.3と段階的に加速する後傾ラップの中、中団の位置取りから上がり3ハロン34.7秒を繰り出して前を捉え切っている。

勝ち時計の1:48.7は、同馬場で行われた過去5年のコスモス賞における勝ちタイム平均(1:49.3)より0.6秒速く、その中で最も速かった2023年の1:48.8と比べても0.1秒速い。また、同条件の2歳オープン基準タイム(1:49.8)に対しても1.1秒速い時計だった。ゆったりとした流れから最終直線(L1)で11.3秒の最速ラップを踏む展開に対応し、しっかりと伸びて勝ち切った点はレース内容として評価できる。

一方で、前半の5ハロン通過が60.9秒と落ち着いたペースだったため、道中で体力を温存しやすい展開だったことも事実だ。ハイペースや道中で息の入らない引き締まった流れになった際、今回と同様に脚を伸ばせるかどうかについては、現時点では未検証の課題として残る。

📊 通算成績から見る再評価

スローペースからの仕掛け合いで最速ラップを踏み直し、過去の同レース勝ち時計を上回るタイムで1着となった。

評価点:92点 / 100点

【この先の見通し】

✅ 加点ポイント

  • ラスト3ハロンで加速し続ける展開の中、中団から上がり34.7秒の脚を使って差し切った瞬発力。

  • 1:48.7の走破時計は、同馬場で行われた過去5年の同レース勝ちタイムの中で最も速い数値を記録した点。

⚠️ 課題・不安要素

  • 前半5ハロン60.9秒のスローペースに恵まれた側面があり、淀みのない引き締まった流れでの追走力や持続力は未確認である点。

父サトノダイヤモンド、母スターズアンドクラウズという血統構成からは、距離が延びて追走に余裕が出る条件への適性が推測される。今後はクラスが上がり、相手関係の強化や引き締まったペースに直面した場面でも、今回の直線で見せた鋭い脚を使えるかどうかが確認すべきポイントとなる。

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福島4R新馬芝1200m
勝ち時計1:12.0あがり35.2
母エンゲルヘン(母父 マツリダゴッホ)
厩舎小手川準 (美浦)生産者ビッグレッドファーム生年月日2024-05-07

🧬 ベンバトル産駒が見せた福島短距離での巧みな機動力

父ベンバトルはドバイターフなどを制した世界的な中距離馬だが、母父マツリダゴッホは小回りコースでの立ち回りに強みを持つ血統構成だ。今回の福島芝1200mという舞台で、3コーナー4番手から4コーナー2番手へとスムーズに押し上げる器用なレース運びを見せた。小回りの小回り特有の展開にしっかり対応できた背景には、こうした血統的な適性材料が影響している可能性がある。

⏱ スローペースを加速ラップで押し切るも走破時計には課題

勝ちタイム:1:12.0
上がり3ハロン:35.2秒

前半3ハロンが36.6秒という新馬戦らしい緩いペースの中、好位で流れに乗った。道中は4番手からじわっとポジションを上げ、ラスト2ハロンは11.8秒 - 11.7秒と加速するラップを刻んで2着に2馬身差をつける完勝だった。自分から動いて最後まで脚色を衰えさせなかったレース内容は評価できる。

ただし、走破時計の1:12.0は基準タイム(1:11.6)より0.4秒遅い。当日の福島芝コースは他レースで1〜3着平均が1600m換算で基準より1.8秒速く、全体的に時計が出やすい状態だった。この馬場差を差し引いて評価すると、今回の走破時計は実質的に基準より2.3秒遅い計算になる。スローペースだった点を考慮しても、時計面での強調材料には乏しい内容だった。

📝 採点

後半の加速ラップで2馬身差をつけたレース運び自体は優秀だったが、高速馬場補正後の勝ち時計が遅く、総合的な評価は控えめな数値となった。

評価点:66点 / 100点

【今後の見通しと注目ポイント】

✅ 光った点

  • 前半36.6秒のスローペースの中、4コーナー2番手からラスト2ハロン(11.8-11.7)を加速して押し切り、2着に2馬身差をつけた展開対応力。

  • 勝負どころで外からスムーズに位置を押し上げたコーナーリング性能。

⚠️ マイナス材料

  • 当日の高速馬場を考慮すると、補正後の走破時計は基準より大幅に遅く、速い時計への対応力は未検証。

今後はテンのペースが上がった際にも、今回のように好位を追走して脚を使えるかが焦点になる。前半3ハロン36.6秒という緩い流れに助けられた面は否定できないため、1200m特有の前傾ラップになった際の対応力や、標準的な勝ち時計が要求される馬場での走りについては次走以降で見極めたい。

📈 追加実績:ダリア賞 4着

評価点:74点 / 100点

📈 追加実績:2歳1勝クラス 4着

評価点:73点 / 100点

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福島5R新馬芝1800m
勝ち時計1:49.9あがり35.0
★★★★☆
88点
母グルヴェイグ(母父 ディープインパクト)
厩舎黒岩陽一 (美浦)生産者ノーザンファーム生年月日2024-03-16

🧬 母系は超良血エアグルーヴ一族、初戦で見せたセンスの源泉

父リオンディーズに母グルヴェイグ、母の父ディープインパクトという血統構成だ。近親にはドゥラメンテやルーラーシップなどGⅠ馬が名を連ねる名門の一族である。母系から受け継いだ底力とスピード性能が初戦の走りにどう表れるかが注目された。実走では1コーナーから4コーナーまで好位2番手をスムーズに追走。折り合いを欠くことなく立ち回る素直な操作性を示した。

⏱ 絶好の馬場差を差し引いても光る後半の瞬発力

勝ちタイム:1:49.9

上がり3ハロン:35.0秒

福島芝1800mの稍重条件で1:49.9の走破時計を記録した。当日の福島芝コースは他レースでも基準より1600m換算で1.7秒速い時計が出ており、全体的に時計の出やすいコンディションだった。その馬場差を差し引いた時計は基準より0.5秒速い程度にとどまる。だが、このレースの価値は走破時計そのものよりも後半のラップにある。前半1000m通過が63.2秒というかなりのスローペースの中、上がり3ハロンで35.0秒をマーク。同条件の新馬・未勝利における勝ち馬の平均上がり36.7秒を1.7秒上回る脚を使った。2着馬ウィクフォードに3馬身1/2差をつけた点も、この上がり性能の差が明確に出た結果だ。

ラップ推移を見ると、12.8 - 11.7 - 11.9 - 11.6 - 11.5と後半5ハロンすべてで加速し続ける内容だった。前半で十分に脚を溜められた展開ではあるが、ラスト2ハロンを11.6 - 11.5と加速しながら押し切った点は見逃せない。逃げ馬を見る2番手で完璧に流れに乗り、直線で後続を突き放す盤石の競馬内容だった。

🎯 多角分析スコア

馬場差の影響は考慮する必要があるものの、スローペースからの瞬発力勝負で示した上がりの性能と着差は評価に値する。

評価点:88点 / 100点

【今後の見通しと注目ポイント】

✅ 光った点

  • スローペースの2番手追走からラスト2Fを11.6 - 11.5でまとめ、上がり35.0秒で押し切った加速力

  • 同条件の勝ち馬平均を1.7秒上回る上がり3ハロンの時計と、2着に3馬身1/2差をつけた決定力

⚠️ マイナス材料

  • 当日は時計が出やすい馬場状態であり、走破時計の額面通りには受け取れない点

  • 前半1000m63.2秒の超スローペースで単独2番手という、展開面で非常に恵まれた点

次走以降で確認したいのは、ハイペースや馬群の中で揉まれる競馬になった際の対応力だ。今回は426kgの馬体重で単独2番手をスムーズに追走する理想的な形となり、他馬からのプレッシャーやタフなペースへの耐性はまだ検証できていない。昇級して相手関係が強化された場面で、今回見せた瞬発力を再現できるかが焦点となる。

📈 追加実績:サフラン賞 2着

馬体重を前走から10kg増やして出走したサフラン賞は、1番人気に支持されたものの2着に終わった。2コーナーで6番手、3〜4コーナーを5番手で通過し、上がり3ハロン35.6秒の脚を使って直線で追い上げた。しかし、2コーナーで先頭に立った勝ち馬シルバーウィルには0.2秒及ばず、1馬身1/2差をつけられた。自身の走破時計である1:36.1は、同条件(中山芝1600m・稍重)の2歳1勝クラス平均基準タイム(1:34.5)より1.6秒遅く、時計面での課題を残した。

🎯 通算実績を踏まえた採点 再評価

4コーナー5番手から追い上げて2着は確保したものの、基準タイムより大幅に遅い走破時計だったため、評価点は前回から据え置きとする。

評価点:88点 / 100点

【今後に向けて】

✅ 評価できる点

  • ミドルペースの流れを道中5番手で追走し、上がり3ハロン35.6秒を使って前を追った内容

⚠️ 気になる点

  • 稍重の同条件基準タイム(1:34.5)より1.6秒遅い1:36.1という走破時計

  • 2コーナーで先頭に立った勝ち馬を最後まで捕まえきれず、0.2秒差をつけられた展開

血統背景としては父リオンディーズ、母グルヴェイグという構成で、マイルから中距離付近への適性が伺える。今後は、全体のラップが厳しくなった場合や、より速い走破時計が求められる馬場状態において、同様の上がりを発揮できるかを確認したい。

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POG RANKINGでは、JRAの新馬戦・未勝利戦を勝ち上がった2歳馬を、独自の能力スコアで評価・格付けしています。走破タイム、上がり3ハロン、レース中の位置取り、ラップ、展開、着差など、実際のレース内容を中心に総合的に評価しています。

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