2歳馬評価・格付け一覧
新馬・未勝利戦の勝ち馬を能力スコアで評価(最終更新: 2026.10.25)
🧬 重賞活躍馬を多数出す母系と父のスタミナが活きたレース内容
父キタサンブラックに、母ホウオウピースフル(その半兄に有馬記念勝ち馬ブラストワンピース)という血統構成。母系は芝の中長距離で豊富なスタミナと持続力を発揮してきた背景があり、本馬の初戦にもその特徴が表れていた。1000m通過61.3秒というスローペースから、後半5ハロンが59.5秒という早めのロングスパート戦になったが、好位3〜4番手を追走しながら最後まで脚を伸ばし続けた走りは、血統通りの持続力とスタミナを感じさせる。
⏱ タイムセクション:緩いペースからの持続力勝負で完勝
勝ちタイム:1:50.8
上がり3ハロン:35.3秒
走破時計の1:50.8は、同条件の基準タイム(1〜3着平均1:51.1)に対して0.3秒速く、当日の馬場差を考慮すると実質0.2秒速い水準にとどまる。この条件の勝ち馬としては標準的な時計より遅く、全体時計そのもので強調できる要素は少ない。ただラップ構成を見ると、前半3ハロン38.3秒の緩い流れから、後半は11.9 - 12.1 - 12.0 - 11.7 - 11.8と11秒台後半を連続して踏み続けるロングスパート展開だった。逃げたロゼプレミアが作る展開を4番手で追いかけ、上がり35.3秒で捉え切ったレース内容は評価できる。仕上がりの良さを示唆していた事前の関係者コメント通り、初戦から落ち着いてレースを運べていた。
📝 採点
全体時計には詰める余地を残すものの、後半5ハロンの持続力戦を好位から力強く抜け出したレース内容を評価した。
評価点:75点 / 100点
【展望とチェックポイント】
✅ プラス材料
前半5F61.3秒のスローペースから、後半5F59.5秒のロングスパートに対応して勝ち切った持続力。
1角3番手から4角4番手まで折り合いを欠かずに好位をキープし、直線で前を確実に捕らえたレース運びの巧さ。
⚠️ 減点ポイント
馬場差補正後の時計は基準比+0.2秒にとどまり、同条件の勝ち馬としては走破時計の裏付けがまだ乏しい点。
今後は、ペースが上がった際や瞬発力勝負になった場面での対応力がポイントになる。特に中央開催の軽い馬場や、前半から流れるラップを追走した際に、今回見せた持続力をそのまま発揮できるかを確認したい。
📈 追加実績:アルテミスS 9着
評価点:59点 / 100点
⏱ スローの決め手勝負で見せた瞬発力と巧みな押し切り
勝ちタイム:1:34.3
上がり3ハロン:33.5秒
走破時計1:34.3は基準タイム1:35.3より1.0秒速い。ただし当日の新潟芝は全体的に時計が出やすく、他レースでも1600m換算で0.7秒速い馬場状態だった。この馬場差を差し引くと基準より0.3秒速い計算になり、走破タイムそのものは標準的な範囲にとどまる。 内容で注目したいのはラップ構成だ。前半4ハロン48.2秒に対して後半4ハロン46.1秒というスローペースの中、上がり3ハロン33.5秒を記録した。ラスト2ハロン目が11.1秒まで加速する展開の中、3コーナー4番手から4コーナー5番手でレースを進め、直線で伸びて2着のヴェントリナに1馬身差をつけて勝ちきった。速い馬場で上がりが求められる展開の中、前をとらえてきっちり抜け出したレース運びには見どころがある。
🧬 父キズナ譲りの推進力とマイル適性
父キズナに母父Roi Normandという組み合わせで、母ヒアトゥウィンはブラジル産の重賞勝ち馬だ。直線の長い新潟外回りコースで、スローペースからの決め手勝負に対応して上がり33.5秒の脚を使えた点には、父キズナ産駒らしい直線での伸び脚が表れた可能性がある。マイル前後の距離でしぶとく脚を使う展開への適性を感じさせる血統構成だ。 馬体重482kgと恵まれた体格で出走し、レース中に折り合いを欠くような場面は見られなかった。4コーナーで少し位置を下げたものの、直線でスムーズに外へ持ち出せており、実戦での立ち回りの上手さを示している。
🔍 スコア診断
馬場補正後の時計は標準的な水準だが、スローペースの上がり勝負を好位から1馬身差で差し切ったレース内容を評価した。
評価点:76点 / 100点
【今後に向けて】 ✅ 評価できる点
前半48.2秒、後半46.1秒のスローペースから、上がり33.5秒を繰り出して1馬身差で差し切った点
ラスト2ハロン目が11.1秒まで加速する展開の中、好位から前を捕らえきったレース運び
⚠️ 気になる点
時計の出やすい馬場状態を差し引くと、走破タイム自体は目立つ水準ではない点
今後は流れたペースになった際や、消耗戦の展開になった場合に同様のパフォーマンスを出せるかが確認したいポイントになる。今回は新潟外回りのスローペースという決め手が活きる条件だったため、中山などの小回りコースや、よりタフな馬場状態への対応力についても、次の1勝クラス以降で確かめていきたい。
📈 追加実績:アイビーS 4着
評価点:83点 / 100点
🧬 父Life Is Goodが示すスピードとダート適性
父Life Is Goodは Into Mischief 直系で米国のG1を複数制したスピード馬。本馬も好スタートから2ハロン目に11.0という速いラップを踏み、早々と主導権を握った。1800mの距離でもテンから勢いをつけて先頭に立てる行き脚の速さに、父系のスピード性能が反映されていると考えられる。
⏱ ラップに見た緩急と時計の評価
勝ちタイム:1:55.9
上がり3ハロン:39.3秒
走破時計の1:55.9は、この条件の基準タイムである1:56.2より0.3秒速い。当日の新潟ダートは他レースの計測から1600m換算で0.4秒ほど時計がかかる馬場状態だったため、馬場差を差し引いた実質的な時計は基準より0.7秒速い。初戦としては悪くないタイム水準だ。
レースラップを見ると、2ハロン目に11.0を記録してハナを切った後、4ハロン目で14.1まで一気にペースを落としている。ここで息を入れられたことで、直線の5〜6ハロン目で12.9 - 12.4と再度加速する余裕が生まれた。ラスト2ハロンは12.9 - 13.1と脚色が鈍り上がり3ハロンも39.3秒かかったものの、追撃してきたテンユメノオーロラに1馬身1/2差をつけて押し切った。
510kgの馬体で初戦から先頭に立ち、そのまま押し切る器用さを見せた。ただ、道中で14.1秒という極端に遅いラップを挟めた展開面の恵まれがあったことは頭に入れておきたい。
⚖️ 総合ジャッジ
道中で大きくペースを落とせる展開に恵まれた面はあるが、馬場補正込みで基準タイムをクリアして逃げ切った内容は一定の評価ができる。
評価点:81点 / 100点
【展望とチェックポイント】
✅ プラス材料
当日の馬場差を差し引いた評価で基準タイムを0.7秒上回っており、勝ち時計として一定の水準を満たしている点。
2ハロン目で11.0を出してハナを奪い、直線で12.4まで再度加速して後続を突っぱねたレース内容。
⚠️ 減点ポイント
4ハロン目に14.1秒までゆるむ緩慢なペースを自分で作れた展開であり、ラスト1ハロンは13.1秒まで失速している点。
今回は単騎で楽に逃げて自分のペースに持ち込めたが、昇級して追走プレッシャーが強くなった際に同じような運びに持ち込めるかは分からない。控える競馬になった場合の砂被りへの対応や、中盤で息を入れられないハイペースに巻き込まれた際の踏ん張りについては、次走以降で改めて確認したい要素となる。
📈 追加実績:ヤマボウシ賞 3着
阪神ダート1400mで行われたヤマボウシ賞に出走し、2番人気で3着という結果だった。馬体重は前走から4kg減の506kg。レースは序盤から大きく緩まないミドルペースで流れる中、3〜4コーナーを2番手で追走して直線へ向いた。そのまま大きく失速することなく粘ったものの、勝ち馬エランヴィータには0.2秒届かず、2着ユイノエスポワールにも1/2馬身及ばなかった。自身の走破時計1:25.5は、当該条件の1〜3着平均値と同じ数字にとどまり、上位争いには加わったものの決め手の差が出た形だ。
🔄 実績を踏まえたスコア更新
先行して掲示板を確保した走りは堅実だが、速い上がりが求められる局面での粘り強さには課題を残した。
評価点:81点 / 100点
【今後の見通しと注目ポイント】
✅ 光った点
11.2 - 12.2 - 12.4と締まったラップが続く展開の中、終始2番手で流れに乗って大きく崩れなかった粘り強さ。
良馬場で1:25.5の自己タイムを記録し、1勝クラスの特別戦でも一定の走力を示せた点。
⚠️ マイナス材料
上がり3ハロンが37.0秒、ラスト1Fが12.9秒と前寄りの展開で伸びを欠き、勝ち馬を捕まえ切れなかった点。
今回は先行力を発揮して3着に入ったものの、ラスト1Fで減速するラップの中で決め手を発揮できなかった点は気にかかる。父Life Is Goodという血統背景からはスピードの持続力が期待できるが、上がりがかかる展開でどこまで踏ん張れるかは検証が必要だ。次走以降、特にコースが変わった際に、終いの脚をどこまで伸ばせるかを確認していきたい。
📈 追加実績:プラタナス賞 4着
評価点:89点 / 100点
⏱ タイムとレース内容
勝ちタイム:1:36.7
上がり3ハロン:34.4秒
新潟芝1600mの基準タイム1:36.2に対して、走破時計は1:36.7と0.5秒遅い。当日は他のレース傾向から1600m換算で0.8秒ほど時計の出やすい馬場状態であり、この馬場差を差し引いた実質的なタイムは基準より1.3秒遅い結果となった。前半から中盤にかけて12.9 - 11.5 - 12.0 - 12.7 - 12.9とラップが緩んでおり、レース全体の時計が遅くなった主な要因はスローペースにある。
レース内容に目を向けると、3コーナー9番手から4コーナー5番手へと外を経由して押し上げる形をとった。直線で残り400mから200mの区間(L2ラップ11.1秒)で急加速が求められる展開となったが、先行勢が伸びあぐねる中で上がり3ハロン34.4秒を記録し、2着のファーストアライヴをアタマ差捉え切った。時計面での強調材料は少ないものの、途中で動きながら最後の瞬発力勝負に対応したレース運びは評価できる。
🧬 血統的特徴
父アドマイヤマーズは仕上がりの早さとマイルでのスピード性能に長けた系統で、母父ノヴェリストは底力とスタミナを補う血統構成となっている。416kgと小柄な馬体ではあるが、道中で脚を溜めて一瞬の反応で突き抜けた走りは、父系の操作性の高さを示唆している。
🔍 スコア診断
当日の馬場補正を入れた走破時計は低水準にとどまるが、スローペースのなか3コーナーから巻き返して差し切った立ち回りを評価する。
評価点:63点 / 100点
【今後に向けて】
✅ 評価できる点
前半の緩い流れから3〜4コーナーにかけて位置を上げ、上がり3ハロン34.4秒の脚で差し切った立ち回り。
ラスト2ハロン目(11.1秒)で一気にペースが上がった局面に対応し、アタマ差の競り合いを制した点。
⚠️ 気になる点
馬場補正後で基準より1.3秒遅い走破時計であり、全体のタイム面では強調しづらい点。
馬体重416kgと小柄な体格で、今後の多頭数戦やタフな馬場でのパワー勝負における不確定要素。
昇級後は、前半からラップが締まる激しい流れになった際、今回の走破時計以上の追走力を発揮できるかが課題となる。小柄な馬体だけに、今後の馬体重の推移や輸送を挟んだ際の仕上がり状態について、次走以降で確認していきたい。
📈 追加実績:サウジRC 10着
評価点:73点 / 100点
🧬 米国三冠馬の血を引くスケール感とパワー
父Justifyは無敗で米国三冠を達成した名馬で、本馬も504kgという恵まれた馬格を備えている。母父Exchange Rateを含め、米国のダートスピードとパワフルさを押し出す血統構成だ。実際のレースでは1コーナー5番手から段階的に位置取りを上げ、4コーナー3番手から外を通って力強く抜け出してみせた。500kgを超える大型馬らしい力強さを見せ、時計のかかる馬場で前に取りついて押し切った走りは、血統通りのタフさとパワーが表れた結果と考えられる。
⏱ タイムセクション
勝ちタイム:1:57.2
上がり3ハロン:39.8秒
走破時計の1:57.2は、当日の馬場差(1600m換算で0.6秒遅い)を差し引いて考慮しても、基準タイムより0.6秒遅い水準にとどまった。時計面で目立つ数値ではないものの、ラスト3Fのラップは13.7 - 13.4 - 12.7と終盤に向かって加速している。時計のかかる馬場で最後にもう一伸びし、2着に1馬身1/4差をつけたレース内容は評価できる。
🎯 多角分析スコア
全体的な時計は控えめだが、タフな馬場でラストにかけて加速しながら押し切った展開を考慮して採点する。
評価点:70点 / 100点
【展望とチェックポイント】 ✅ プラス材料
ラスト3Fのラップが13.7 - 13.4 - 12.7と終盤に向けて加速する流れを自力で押し切った点
1コーナー5番手から4コーナー3番手までポジションを上げ、外から前を捕まえにいく立ち回りを見せた点
⚠️ 減点ポイント
当日の馬場差を考慮した補正を行っても基準タイムより遅く、走破時計全体の水準が控えめな点
初戦はタフな馬場で終盤に加速するレース内容を見せたが、走破時計の遅さは課題として残る。今後は馬場状態が速くなった際や、前半からペースが上がった展開で同様に追走できるかが焦点となる。また、今回は外目をスムーズに押し上げる形だったため、馬群の中で揉まれる競馬になった際の対応力についても、次走以降で確認したい。
⏱ 高速馬場で発揮したスローの決め手
勝ちタイム:1:34.2
上がり3ハロン:33.8秒
中京芝1600mの2歳新馬戦を1:34.2で勝利。当日の芝コースは全体的に走破時計がかなり速く、同じ日の他レースデータから算出された馬場差は1600m換算で1.7秒ほど速い状態だった。この馬場差を差し引いた実質的な時計は、同条件の1〜3着平均基準(1:36.3)より0.4秒速い数値となる。
レースは前半4ハロンが48.1秒、後半4ハロンが46.1秒というスローペース。道中5番手を進んだスーサンコルティナは、ラスト3ハロン(11.4 - 11.3 - 11.5)の瞬発力勝負で上がり33.8秒の脚を使い、最後はクビ差で前を捕らえ切った。勝ち時計そのものは絶好の馬場状態に助けられた側面が大きいものの、緩い流れから直線でしっかり加速して差し切った内容である。
🧬 スピード性能を補完する血統背景
父シルバーステートに母父Solonという血統構成。シルバーステート産駒らしいスピードの乗りと反応の早さが、今回の高速馬場における瞬発力勝負に噛み合った可能性がある。欧州系の母系も含め、マイル前後への適性を示唆する組み合わせだ。
📝 採点
馬場と展開の恩恵はあったものの、スローペースの追い比べをきっちり競り落とした実走内容を評価する。
評価点:76点 / 100点
【この先の見通し】
✅ 加点ポイント
道中5番手から上がり3F 33.8秒の脚を繰り出し、クビ差の接戦を制したレース運び。
ラスト3Fが11.4 - 11.3 - 11.5と加速するラップ構成にスムーズに対応して押し切った点。
⚠️ 課題・不安要素
馬場補正後の走破時計は同条件の勝ち馬として標準的な水準にとどまる点。
前半が13.1 - 11.5 - 11.6と緩い流れだったため、流れたペースでの追走力や持久力は未検証である点。
1:34.2という勝ちタイムは、当日の1600m換算で1.7秒速かった馬場差を考慮する必要がある。補正後の時計から見れば際立った数字ではないが、中団から折り合ってラストの瞬発力勝負を勝ちきった走りは評価できる。今後は締まったペースや時計のかかる馬場へ替わった際、今回の追走力と決め手を維持できるかがポイントになる。
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