2歳馬評価・格付け一覧
新馬・未勝利戦の勝ち馬を能力スコアで評価(最終更新: 2026.10.25)
⏱ 基準を大幅に上回る勝ち時計と鋭い決め手
勝ちタイム:1:22.3
上がり3ハロン:33.9秒
稍重馬場の中で1:22.3の走破時計を記録した。同じ条件における基準タイムの1:23.9より1.6秒速く、1600m換算および馬場差の補正後でも基準より1.8秒速い。当日の他レースを見ても馬場状態による時計のかさ上げは見られず、走破時計そのものの価値は高い。
レースラップは前半3ハロンが36.5秒のスローペース。3コーナーでハナに立ち、4コーナーも先頭で通過する形でレースを作った。後半3ハロンは11.3 - 11.1 - 11.5と加速し、自身は上がり3ハロン33.9秒をマーク。2着のインサイドエッジに2馬身1/2の差をつけ、影を踏ませないまま押し切った。逃げの手から自身の上がりをまとめて後続を突き放した内容は優秀だ。
レース前に手塚調教師が性格も含めて2歳戦向きと評していた通り、初戦から能力を素直に発揮してみせた。
🧬 父Too Darn Hotのスピードと仕上がりの早さ
父Too Darn Hotは2歳時に欧州でGIを制しており、仕上がりの早さと短距離からマイルでのスピード性能に秀でたDubawi系種牡馬。母父Raven's Passもマイル路線で活躍した血統構成だ。
今回の新馬戦で見せた、ハナを切ってそのまま上がり33.9秒でまとめるスピードは、この血統背景に沿ったものと考えられる。稍重馬場を苦にしなかった走りについても、力強さを備えた血統構成が影響している可能性がある。
⚖️ 総合ジャッジ
スローペースを自ら作り出して逃げ切り、走破時計・上がり・着差の全てで高いパフォーマンスを示した。
評価点:89点 / 100点
【今後の見通しと注目ポイント】
✅ 光った点
基準タイムを1600m換算で1.8秒上回る走破時計
逃げて上がり33.9秒の脚を使い、2着に2馬身1/2差をつける着差
⚠️ マイナス材料
前半3ハロン36.5秒とペースが落ち着き、逃げ馬に展開が向いた点
稍重馬場で記録した1:22.3は時計面の価値が高く、先頭でレースを進めて上がり33.9秒で押し切った内容は評価できる。前半3ハロン36.5秒とペースが落ち着いたことで展開の恵まれはあった。しかし直線で11.1秒のラップを刻み、後続を突き放した加速力は本物だ。
今回は1400m戦での勝利であり、マイル以上の距離へ延長した際に折り合いとスタミナが保てるかは現時点で未検証である。そのため、現段階での評価は89点にとどめた。次走以降で距離が延びた場合や、他馬に競られてペースが上がった際に同様の走りができるかを確認したい。
📈 追加実績:ダリア賞
⏱ ダリア賞のレースパフォーマンス
勝ちタイム:1:20.4
上がり3ハロン:34.1秒
単勝1番人気に支持されたルークウォームは、新潟芝1400mのオープン特別・ダリア賞に出走。馬体重は前走比4kg減の444kgで登場した。レースは好スタートから自らハナを奪い、3コーナー、4コーナーともに1番手で通過する逃げの手をとる。中盤で11.9秒までペースを落として息を入れると、直線では11.2 - 11.3のラップを刻み、上がり3ハロン34.1秒の脚を使って押し切った。2着アンムートにつけた着差は2馬身1/2だ。
走破時計の1:20.4は、同条件で行われた過去5年のダリア賞勝ち時計(平均1:21.6、最速1:21.2)を0.8秒上回り、2歳オープン同条件の基準タイム(1:21.8)と比較しても1.4秒速い。単に前残りの展開に乗じただけでなく、速い走破時計を自らペースを作って叩き出した点は評価できる。
🎯 通算実績を踏まえた採点 再評価
過去の勝ち時計を上回る走破タイムでオープン特別を勝利したものの、1400mの短距離戦であることを考慮し、評価点は前回の基準を維持した。
評価点:89点 / 100点
【今後に向けて】
✅ 評価できる点
逃げて自らペースをコントロールし、上がり3F34.1秒をまとめて後続を離したレース内容。
走破時計1:20.4は、同条件の基準タイムを1.4秒上回る内容。
⚠️ 気になる点
2戦続けて逃げる形になっており、控える競馬や他馬に包まれた際の対応力がまだ確認できていない点。
父Too Darn Hotという血統背景を考えると、マイル前後までの距離に対応できる可能性がある。今回はハナに立ってスムーズな競馬が叶ったが、今後は1600mへの距離延長や、他馬に競り掛けられた際に折り合いを欠かず脚を使えるかどうかが焦点になる。上のクラスへ進んだ際、控える形でも今回のスピード性能を発揮できるかを次回以降で確かめたい。
🧬 力強さと俊敏性を秘めた血統構成
父インディチャンプはマイルGⅠを2勝した実績馬であり、母リヴィアの父には欧州の大種牡馬Galileoが入る。父の俊敏さと母方の重厚さが合わさった血統背景を持つ。今回の東京芝1600mという舞台において、3番手の好位でスムーズに折り合って上がり33.7秒の脚を使えた点には、折り合いのつけやすさと素軽さが現れていた。
⏱ ラスト2ハロン11.2秒が示す直線での突き放し
勝ちタイム:1:36.8
上がり3ハロン:33.7秒
走破時計の1:36.8は、同条件の基準タイムより0.3秒速い。ただし当日は他のレースでも時計が出やすい馬場状態であり、馬場差を差し引くと基準より0.2秒遅い計算になる。時計単体で見れば目立つ数値ではない。しかし、前半5ハロンが62.8秒という明確なスローペースであり、走破時計の遅さは展開による影響が大きい。
評価すべきは後半のラップ構成である。3コーナー3番手、4コーナー3番手と前目でレースを進めると、直線でしっかりと加速した。レース全体のラスト3ハロンは11.6 - 11.2 - 11.2と加速・持続する流れになり、自ら上がり3ハロン33.7秒を繰り出して2着のペアスターロードに3馬身差をつけた。スローペースの前残り展開ではあったが、後続を寄せ付けずに突き放した内容は質の高いものだった。レース前に陣営から出されていた、追い切りで動けており跳びの大きさが東京に合うという見立て通りの走りを見せた格好だ。
⚖️ 総合ジャッジ
馬場補正後の走破時計自体は控えめだが、スローペースを好位で折り合い、ラスト2ハロン11.2秒を揃えて3馬身差をつけたレース内容は高く評価できる。
評価点:74点 / 100点
【展望とチェックポイント】
✅ プラス材料
好位3番手で折り合い、上がり3ハロン33.7秒の脚を使って2着馬を3馬身突き放した点。
ラスト2ハロンで11.2 - 11.2の速いラップを連続して維持した脚の持続力。
⚠️ 減点ポイント
前半5ハロン62.8秒のスローペースに恵まれた面があり、締まったペースでの追走力は未検証な点。
馬場差を差し引いた走破時計が基準より0.2秒遅く、時計面での絶対的な裏付けには欠ける点。
今後は、レースのペースが上がった際にも今回のパフォーマンスを再現できるかが焦点となる。流れた展開で好位を維持できるか、また距離が延びた際にも道中で力まず運べるかについて、次走以降のレースで確認したい。
📈 追加実績:新潟2歳S
⏱ 走破時計とラップ
勝ちタイム:1:34.7
上がり3ハロン:32.8秒
1番人気に支持された新潟2歳S(G3・芝1600m)を制し、重賞タイトルを獲得した。馬体重は前走から増減なしの478kg。
レースは3コーナーで先頭に立った10番インカルナータが引っ張る形となり、ラップ構成は12.6 - 11.0 - 11.9 - 13.1 - 13.1 - 11.2 - 10.7 - 11.1という明確なスローペース。レッチュベルクは3コーナー5番手、4コーナー4番手の好位を追走した。直線に入ると上がり3ハロン32.8秒の脚を繰り出し、2着のトウシンマジックに1馬身1/4差をつけて押し切っている。
走破時計の1:34.7は、良馬場で行われた過去5年の同レース勝ち時計平均(1:34.2)より0.5秒遅く、同条件の2歳G3における1〜3着平均の基準タイム(1:34.5)と比較しても0.2秒遅い数字にとどまった。道中で13秒台が2回入る緩い流れだったため、勝ちタイム自体は強調しにくい。一方で、ラスト2ハロン目が10.7秒まで加速するラップのなかで前との差を詰め、しっかりと後続を突き放したレース内容は評価できる。
🔄 実績を踏まえたスコア更新
G3勝利という実績を大きく評価しつつ、スローペースによる時計面の考慮を入れて採点した。
評価点:79点 / 100点
【今後の見通しと注目ポイント】 ✅ 光った点
スローペースの好位4番手から折り合いを欠かずに運び、上がり3ハロン32.8秒の瞬発力でまとめた点
ラスト2ハロン目が10.7秒と加速する区間でスムーズに前を捉え、2着に1馬身1/4差をつけたレース内容
⚠️ マイナス材料
勝ちタイム1:34.7は基準タイム(1:34.5)より遅く、中盤が緩まない引き締まった流れでの追走力や時計対応は未検証な点
今回は道中のペースが落ち着いたことで、持ち前の切れ味が存分に活きる展開となった。父インディチャンプ、母リヴィアという血統構成からも、マイル戦での上がり勝負に適性を示した形だ。今後はオープン級や上級条件において、前半から淀みない流れになった際にも同様の末脚を発揮できるかどうかを確認していく必要がある。
⏱ 前傾ラップのタフな馬場で見せた優れた走破時計
勝ちタイム:1:22.4
上がり3ハロン:36.6秒
稍重で時計のかかる状態のなか、前半から10.7 - 11.1 - 11.6と流れるハイペースの展開になった。リュウトウコヤクは3コーナー・4コーナーともに2番手で追走。前を行く馬が失速する厳しい流れを押し切り、2着のブラックミューズに1馬身1/4差をつけて先頭でゴールした。当日の他レースが基準より1600m換算で0.8秒遅い馬場状態だったことを踏まえると、馬場差を差し引いた実質的な走破時計は基準より1.3秒速い。速いペースを前目で運びながら、時計のかかる馬場で最後まで粘り切った走りは非常に価値が高い。
🧬 馬場やペースに対応した血統背景
父サートゥルナーリア、母父ダイワメジャー、母母リップスポイズンという構成。今回のタフな馬場やハイペースの消耗戦に屈しなかった粘り強さには、母方に流れるスピードとパワフルな血統背景が関わっている可能性がある。
⚖️ 総合ジャッジ
ハイペースの離れた2番手から押し切ったレース内容と、タフな馬場で叩き出した時計は文句なしの出来だ。
評価点:83点 / 100点
【今後の見通しと注目ポイント】
✅ 光った点
馬場差を差し引いて1600m換算で基準より1.3秒速い、優秀な走破時計
ハイペースで前崩れとなる展開を、2番手追走から1馬身1/4差で押し切った勝負根性
⚠️ マイナス材料
1400mでの勝利であり、マイル以上の距離に対する適性は現時点で未検証
1400mの距離で前傾ラップの厳しい流れを力強く粘り倒した。一方で、今回は1400m戦での勝利だったため、1600m以上のマイル戦や中距離へ距離が延びた際の折り合いやスタミナについては現時点でまだ確認できていない。次走以降で距離延長に対応できるか、あるいはこの距離周辺で同様の先行力を発揮できるかが確認したいポイントになる。
📈 追加実績:もみじS 5着
評価点:72点 / 100点
🧬 瞬発力と勝負強さを引き継ぐ良血の血脈
父サリオス、母シーリアという血統構成。近親には牝馬三冠などを制した名牝シーザリオが並ぶ、ノーザンファームゆかりの血統背景を持つ。母のシーリアも芝の短距離からマイルで活躍した。本馬はスローペースとなった函館芝1200mの初戦で、3コーナー4番手から4コーナー3番手へスムーズに位置を上げ、直線で鋭く脚を伸ばした。血統通りの立ち回りの巧さと、直線での優れた瞬発力を実戦でしっかりと示している。
⏱ ラスト1ハロン11.0秒の加速ラップで押し切る
勝ちタイム:1:09.0
上がり3ハロン:33.6秒
勝ちタイムの1:09.0は、当日の函館芝が時計の出やすい状態だった点を考慮し、馬場差を差し引いても基準より0.8秒速い。レースのラップ構成は12.3 - 11.2 - 11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.0。前半3ハロンが35.1秒、後半3ハロンが33.9秒という後傾ラップで推移した。注目したいのはラスト1ハロンで11.0秒までラップを加速させている点だ。先行集団の直後で折り合いを欠かずに追走し、直線で突き放して2着に1馬身1/4差をつけた内容は完成度の高さを示している。レース前に陣営からブリンカー装着によって集中力が増した旨のコメントが出されていたが、その効果が実戦の走りにも表れた格好だ。
📝 採点
ラスト1ハロンで一気に加速した脚色と時計面の裏付けは優秀だが、今回は短距離戦での結果であり、今後の課題も見据えた評価とした。
評価点:83点 / 100点
【展望とチェックポイント】
✅ プラス材料
スローペースの展開の中、ラスト1ハロンで11.0秒の加速ラップを記録し、2着馬に1馬身1/4差をつける着差で押し切った点。
馬場差を補正した状態でも基準より0.8秒速い時計をマークし、時計面での能力を示した点。
⚠️ 減点ポイント
今回は1200mの短距離戦での勝利であり、マイル以上の距離に延長された際の折り合いやスタミナ面はまだ確認できていない。
今後は1勝クラスへ昇級後、前半からペースが流れた際や、道中で揉まれる展開になった場合にも今回のような末脚を使えるかがポイントになる。また、距離が延びた場面でどのようなレース運びができるかについても、次走以降でじっくり見極めたい。
追加実績:函館2歳S 2着
馬体重は前走から8kg減の434kg。重馬場で行われた函館2歳S(G3)では、前半3ハロン34.2秒のハイペースとなる中、3コーナーから4コーナーを2番手で運んだ。自己タイムの1:10.4は、同じく重馬場だった2023年の勝ち時計1:11.7より1.3秒速く、基準タイムも大きく上回っている。勝ち馬フェリチタにクビ差及ばず2着となったが、タフな馬場と激しい展開を前々で耐え抜いたレース内容は評価できる。一方で、勝ちきれなかった点や短距離特有のハイペース以外での対応力については今後の確認課題だ。
実績を踏まえたスコア更新
重馬場のハイペースを2番手から粘り倒し、基準タイムを1.5秒上回る1:10.4で2着に入った内容を評価して加点する。
評価点:86点 / 100点
【今後の見通しと注目ポイント】
✅ 光った点
前半3ハロン34.2秒のハイペースを2番手で追走し、上がり3ハロン35.9秒でまとめた粘り強さ
重馬場のG3条件で1:10.4を記録し、基準タイム(1:11.9)より1.5秒速かった走破時計
⚠️ マイナス材料
直線で後続の追撃を凌ぎきれず、クビ差競り負けた点
今回のレースで厳しい馬場状態と速い流れへの対応力は示された。今後は距離が1400m以上に延びた際、同様に前で折り合って力を発揮できるかを検証していくことになる。
⏱ 函館ダート1000mで0:59.2の好時計、持続力を示した直線パフォーマンス
勝ちタイム:0:59.2
上がり3ハロン:35.4秒
函館ダート1000mの新馬戦で走破時計0:59.2を記録。当日の馬場差(1600m換算で0.5秒速い)を差し引いても、基準タイムの1:00.4から1600m換算で1.4秒速い優秀なタイムとなった。
レース内容は、3コーナーで先頭に立つとそのまま後続を引き離す展開。ラップ構成は12.6 - 11.2 - 12.0 - 11.7 - 11.7で、ミドルペースの流れを自ら作り出しながら、後半2ハロンで11.7 - 11.7と脚色を落とさずにまとめ上げた。上がり3ハロン35.4秒を繰り出し、2着のクラウスーラに5馬身差をつける完勝だった。
🧬 ダート短距離に適した血統背景
父モーニン、母父キングカメハメハという血統構成。ヘニーヒューズの系統らしく、ダートの短距離戦で要求されるダッシュ力とスピードの持続力が、今回の走りによく表れていた。
初戦の馬体重は462kg。道中は3コーナーでハナを奪う前からの競馬で、終始主導権を握った。自ら動いて上がり最速をマークし、後続に影も踏ませないレース運びを見せている。
📐 総合評価スコア
出色の時計と見事な着差で初戦を制したが、今回は短距離1000m戦の勝利であるため、1400m以上やマイル戦への対応力は現時点で未検証だ。
評価点:89点 / 100点
【今後の見通しと注目ポイント】
✅ 光った点
馬場差を補正しても基準より1600m換算で1.4秒速い走破時計0:59.2
後半2ハロンで11.7 - 11.7のラップを刻み、2着に5馬身差をつけた優秀な持続力
3コーナーで先頭に立ち、ラストまで上がり最速の35.4秒で押し切ったレース内容
⚠️ マイナス材料
1000mの短距離戦でのパフォーマンスであり、1400m以上への距離延長やマイル以上への対応力は未確認
函館ダート1000mで見せたタイム、ラップ、着差はいずれも高いレベルにある。1000mという特殊な距離で見せたスピード性能は確かなものだが、今後距離が延びた際に同様の走りを再現できるかどうかが、次走以降で確認すべきポイントになる。
📈 追加実績:函館2歳S 4着
評価点:71点 / 100点
POG RANKINGでは、JRAの新馬戦・未勝利戦を勝ち上がった2歳馬を、独自の能力スコアで評価・格付けしています。走破タイム、上がり3ハロン、レース中の位置取り、ラップ、展開、着差など、実際のレース内容を中心に総合的に評価しています。
ランキングは現時点で確認できるレース内容を比較するための指標であり、将来の重賞勝利やクラシックでの活躍を保証するものではありません。詳しい評価方法や運営方針については、運営者情報をご覧ください。