| 生年月日 | 2024-04-07 |
|---|---|
| 厩舎 | 中舘英二 (美浦) |
| 生産者 | 社台ファーム |
母のジペッサは米G1のファーストレディS(芝8F)を制した実績馬。その父City Zipは北米で質の高いスピード馬を多数排出してきた血統だ。オルフェーヴル産駒はタフな馬場や中長距離で頭角を現すタイプが多いが、本馬は母系の速効性と素軽さを強く受け継いでいる。社台ファームが誇る質の高い牝系にオルフェーヴルを配した形だが、コテコテの重厚さに寄らず、日本の軽い芝マイルに対応できるシャープさが出た点は見逃せない。
勝ちタイム:1:36.0
上がり3ハロン:33.6秒
走破タイム1:36.0自体は開催時期の馬場状態を考えると標準的だが、上がり3ハロン33.6秒の足取りは際立っていた。オルフェーヴル産駒の初戦としてはかなりキレのある脚を使っており、直線の追い比べで一気に後続を突き放す決め手を見せた。
気になるのは420kgという馬体重だ。牡馬としてはかなり華奢で、当日の馬体重増減も±0kgと余裕のない体つきだった。細身の馬体ゆえに軽い芝での切れ味につながった側面もあるが、パンパンの良馬場以外やタフな展開になった際の体力面には課題が残る。
初戦で見せた上がり33.6秒の瞬発力は、母系の質の高さを証明するのに十分な内容だった。
評価点:83点 / 100点
【今後に向けて】
✅ 評価できる点
母ジペッサ譲りのスピードと、直線で上がり33.6秒を繰り出した鋭い決め手
オルフェーヴル産駒特有の難しさを出さず、マイルのペースにすんなり対応した実戦センス
⚠️ 気になる点
420kgという小柄な馬体。今後のタフな馬場や他馬との揉み合いでパワー負けするリスク
軽い芝での切れ味勝負なら上位クラスでも通用するスピードを備えている。一方で、課題は明確に馬体の小ささとカイバ食いを含めた体の成長だ。馬体重を増やすか、最低限この維持ができなければ、ハイペースの揉まれる競馬や重い馬場に泣く場面が出てくる。次走以降は馬体重の推移と、坂のあるコースへの対応力が試される。