| 生年月日 | 2024-02-25 |
|---|---|
| 厩舎 | 栗田徹 (美浦) |
| 生産者 | ノーザンファーム |
父は三冠馬コントレイル、母イーストは仏1000ギニー2着の良血で、その父が怪物Frankelという非常に豪華な配合だ。ノーザンファームが送り出すコントレイルの初年度産駒として、血統表の字面だけでも格の高さが際立つ。母系の持つ欧州格調の高さにコントレイルの素軽さがどう噛み合うかが鍵だったが、初戦からそのポテンシャルの一端を見せてくれた。まだ身体が完成しきっていない時期に2000mを走り切れるあたり、血統由来のスタミナと芯の強さを感じる。
勝ちタイム:2:02.6
上がり3ハロン:35.4秒
勝ちタイムの2分2秒6、上がり35.4秒という数値だけを見れば、目を見張るような破格の時計というわけではない。ただ、レース前の栗田調教師の「トモが緩い」という言葉通り、まだ筋肉がつききっていない状態での出走だったことを考慮する必要がある。トモが甘い段階の2歳馬は直線で身体がブレやすく、追い出されてから伸びあぐねるケースが多い。その中でしっかりと脚を伸ばして追い比べを制した点は、関係者の「追って味がある」という評価に嘘がなかった証拠と言える。 馬体重472kgというフレームの大きさも魅力だ。トモの緩さが抜け、この馬格に見合った筋肉がついてくれば、走破時計は自然と詰まってくる。初戦としては時計以上の価値がある内容だった。
血統馬らしい素質の片鱗を見せつつ、完成途上の身体で見事に勝ち切ったレースぶりだった。
評価点:85点 / 100点
【この先の見通し】 ✅ 加点ポイント
父コントレイル×母父Frankelという、底力を感じさせるスケールの大きい血統背景
トモに緩さを残す段階でありながら、2000mの距離をこなして勝ち切る芯の強さ
472kgという恵まれた馬格があり、今後の成長しろが大きい
⚠️ 課題・不安要素
トモの甘さが解消されるまでは、速い上がりを求められるキレ味勝負での対応力に疑問が残る
現時点では完成度の高さで押し切ったというより、素質の違いで勝った印象が強い。そのため、レースのレベルが上がって一瞬の反応や切れ味が求められる展開になった際、まだ緩さの残るトモでどこまで対応できるかが次の課題になる。身体がしっかりしてくる秋以降、パンとしてからの走りに注目したい。