| 生年月日 | 2024-02-17 |
|---|---|
| 厩舎 | 武井亮 (美浦) |
| 生産者 | ハクレイファーム |
スコア推移
父タワーオブロンドンはスプリンターズステークスを制した短距離のスペシャリストで、産駒にも素軽いスピードと一瞬の加速力が色濃く伝わっている。そこに母父ハービンジャーが配されたことで、単なるスピード馬にとどまらないタフさが加わった。母方のヴェルザンディへと遡る血筋もパワーに長けており、時計の掛かる洋芝や荒れた馬場を苦にしない下地がしっかり出来上がっている。
勝ちタイム:1:11.2
上がり3ハロン:36.8秒
走破時計の1分11秒2、そして上がり36秒8という数値自体は、特別に目立つものではない。ただ、上がりがこれだけ掛かるタフな馬場状態で、最後まで脚色を鈍らせずに押し切った点は見逃せない。速い上がりを繰り出す勝負ではなく、泥臭い力比べになったことでこの馬の血統的な強みが前面に出た。
馬体重438kgと牝馬らしい小柄な体躯ではあるが、前走から8kg増やして出走してきた点に成長の跡が見える。5番人気という前評判を覆し、直線でしぶとく伸び返した走りに勝負根性の良さが表れていた。
時計面での限界値はまだ未知数なものの、力の要る馬場での立ち回りと根性はオープン特別でも十分に通用することを示した。
評価点:78点 / 100点
【展望とチェックポイント】
✅ プラス材料
父譲りの短距離適性と母父ハービンジャーのパワーが噛み合ったタフな血統構成
上がり36.8秒を要する消耗戦でも最後まで失速しない勝負根性
馬体重を増やして出走できた成長力と力強い脚さばき
⚠️ 減点ポイント
1分11秒2の勝ち時計は平坦・高速馬場での瞬発力勝負になった際に課題を残す
洋芝や荒れた馬場、あるいは雨で渋った馬場状態の1200mから1400mが主主戦場になる。高速決着になりやすい中央の綺麗な良馬場で上がり33秒台前半を要求された場合、キレ味の差で苦戦する可能性が高い。次走で前半のペースが上がった際、時計をどこまで縮められるかが上のクラスでの立ち位置を左右する。
プラス8kgと馬体を増やして臨んだすずらん賞は、勝ち馬と同タイムの1分11秒2を記録しながらも7着という結果に終わった。上がり3ハロンは36.8秒。道中で前に壁ができる形になり、直線の追い比べで僅かに後手に回った印象が残る。着順こそ振るわなかったものの、時計差なしの大混戦であり内容自体は悪くない。
勝ち馬と同タイムで走破しており、着順ほど評価を下げる必要はないが、混戦での立ち回りに課題を残した点を踏まえて僅かに下方修正する。
評価点:73点 / 100点
【今後の見通しと注目ポイント】
✅ 光った点
オープン特別のタフな洋芝1200mにおいて、勝ち馬と同タイムの1分11秒2で走破したスピードと底力。
馬体重が438kgまで増加しており、しっかりと成長の跡が見られた点。
⚠️ マイナス材料
馬群に入った際のスムーズさを欠き、最後の伸び脚を削がれて掲示板を逃した点。
父タワーオブロンドンゆえに1200mへの適性は高く、今回の走破時計もこの時期の2歳戦としては標準以上の水準に達している。今回は直線でのポジション取りで後手に回った分だけ着順を落とした格好だ。距離は1200mから1400mあたりがベストで、スムーズに追える展開になれば巻き返してくる。