| 生年月日 | 2024-01-13 |
|---|---|
| 厩舎 | 西村真幸 (栗東) |
| 生産者 | ノーザンファーム |
スコア推移
父クリソベリルはダート路線で圧倒的な強さを見せた名馬だが、本馬は母父にダークエンジェル直系のスプリンターであるGutaifanを持つ。この母系由来のスピードと早熟性が前面に出た格好だ。父系から引き継いだパワーと母系の短距離適性が上手く融合し、洋芝の1200mというタフな条件に見事にフィットした。ダート特化と思われがちな新種牡馬の産駒から、早い時期に芝のオープン勝ち馬が出た点は血統的にも興味深い。
勝ちタイム:1:11.7
上がり3ハロン:37.6秒
洋芝の札幌1200mで勝ちタイム1:11.7、上がり37.6秒。開催が進んだ洋芝や当日の馬場状態を考慮しても、時計面で特段目立つ数字ではない。それでも好位からしぶとく伸びて勝ち切ったレースセンスは評価できる。キレ味で勝負するタイプではなく、タフな展開で真価を発揮する展開向きの走りだった。
馬体重462kgと2歳牝馬としては十分な馬格があり、馬群の中でも力強い立ち回りを見せた。4番人気という評価を覆してオープン特別を制した勝負根性は本物だ。
ダート色の濃い血統背景を持ちながら、洋芝のオープン戦をパワーで押し切った勝負強さが際立つ。
評価点:83点 / 100点
【今後に向けて】
✅ 評価できる点
母系の欧州短距離スピードと父譲りのパワーが噛み合い、洋芝1200mのタフな条件を克服した点
462kgの恵まれた馬体を生かし、道中で揉まれても軸のぶれない力強い立ち回りができた点
⚠️ 気になる点
1:11.7という勝ち時計自体は強調しづらく、本州の野芝による高速馬場に対応できるか不透明な点
今後は開催が進んで軽い芝に替わった際、時計をどこまで詰められるかが焦点になる。仮に芝の高速決着で打ち止め感が出たとしても、父クリソベリルの血統を考えればダート転向という明確な選択肢と伸びしろが残されているのは大きな強みだ。
4番人気に支持された札幌芝1200mのすずらん賞だったが、結果は9着に終わった。勝ちタイム1:11.7とほぼ差のない雪崩れ込みの入線ではあるものの、自身の上がり3ハロンは37.6秒とかかり、直線での切れ味勝負で後手に回った格好だ。父クリソベリルという血統的背景からも、芝のオープンレベルにおける純粋なスピード勝負では少々分が悪かった。
芝のスピード競馬への限界が見えた一戦であり、条件面での課題が浮き彫りになった点を考慮して評価を調整する。
評価点:73点 / 100点
【この先の見通し】
✅ 加点ポイント
馬体重462kg(+2kg)と馬体を減らさずに遠征をこなし、安定したコンディションを保てている点。
⚠️ 課題・不安要素
芝1200mのスピード勝負において上がり37.6秒と脚色が鈍り、直線での瞬発力に不安を残したこと。
洋芝とはいえ芝の短距離戦で決め手不足を露呈した以上、今後の主戦場はダートへシフトするのが自然な流れだ。馬体減なくタフなレースを消化できたパワー自体は本物で、ダートの1400mから1800mあたりに条件を変えてくれば、一変して力を発揮する可能性が高い。