| 生年月日 | 2024-03-18 |
|---|---|
| 厩舎 | 大橋勇樹 (栗東) |
| 生産者 | 金石牧場 |
スコア推移
ビッグアーサーに母父ディープインパクトという組み合わせを聞いて、ピンとくるファンも多いはずだ。重賞戦線で活躍するトウシンマカオと同配合にあたる。サクラバクシンオーから受け継がれた圧倒的なスピードに、ディープインパクト由来の柔軟性が加わるこのラインは、現代のスプリント戦において非常に魅力的なニックスと言っていい。祖母オリーブクラウンは愛知杯2着やフローラS3着の実績があり、単なる早熟の一本槍に終わらない底力を底流に秘めている点も心強い。
勝ちタイム:1:09.4
上がり3ハロン:36.0秒
初戦で1:09.4の勝ち時計をマークしたのは素直に評価できる。上がり3ハロンは36.0秒と少し時計を要したが、前半からスピードに乗って押し切るスプリンターらしい内容だった。
馬体重458kgと仕上がり具合も良く、3番人気という評価を覆して結果を出した。パドックから実戦にかけて変な力みがなく、初戦から競走馬としてのセンスが光っていた印象だ。
血統通りのスピード性能と完成度の高さを見せつけ、初戦から芝1200mで即戦力となる走りを示した。
評価点:82点 / 100点
【この先の見通し】
✅ 加点ポイント
トウシンマカオと同配合(父ビッグアーサー×母父ディープインパクト)による明確なスプリント適性
初戦から1:09.4の好時計で勝ち切る高いレースセンスと完成度
⚠️ 課題・不安要素
上がり3Fが36.0秒にとどまったため、後半のキレ味勝負になった際の対応力
スプリント路線への適性はすでに証明済みで、次走も同距離の条件戦やオープンに出てくれば首位争いに加わってくる。前半からペースを上げて後続に脚を使わせる形を作れれば、上のクラスでも時計勝負に対応していけるはずだ。あとは緩いペースからの瞬発力勝負になったとき、どれだけ踏ん張れるかがポイントになる。
中京2歳Sは馬体重を10kg増やして468kgでの出走となった。勝ち馬と同タイムの1分20秒9で走破しながら、混戦のなかで7着に敗れている。上がり3ハロンは34.7秒を記録したものの、上位陣の決め手に屈した形だ。それでも父ビッグアーサーの産駒らしく、オープン特別の速い流れにしっかりと対応してみせた。
高速決着に対応するスピードを示した一方で、激しい追い比べでの決め手不足が着順に直結した。
評価点:70点 / 100点
【今後に向けて】
✅ 評価できる点
プラス10kgと馬体を増やしながら、1分20秒9の勝ちタイムと同時計で走破した全体時計の質
1400mの締まったペースでも追走に苦しまないスプリント〜マイル未満でのスピード性能
⚠️ 気になる点
大接戦の直線で決め手を欠き、同タイムの集団から抜け出せなかった上がり3Fの脚色
勝ち馬と差のない時計で走れており、オープンクラスでの走破能力自体は証明している。ただし、1400mで上がり34.7秒にとどまると、今回のように直線でまとめて交わされる展開になりやすい。今後は逃げ・先行で前々から押し切る立ち回りか、あるいは1200mへの距離短縮でスピード勝負を挑む形が視野に入ってくる。