
POG RANKINGでは、2歳馬の能力をできるだけ客観的に比較できるよう、レースの走破タイム・馬場状態・上がり3ハロン・レース内容などをもとに独自の評価スコアを算出しています。
単純に「勝ったから高評価」というわけではありません。例えば、同じ1分35秒で勝った馬でも、
など、レースの条件によって価値は変わります。そのため、「どのくらいの条件で、どのくらいのパフォーマンスを見せたのか」をできるだけ細かく比較しています。
最初に見るのは、その馬が勝ったレースの走破タイムです。ただし、単純に「速い時計だから高評価」とはしません。
同じ条件で行われた過去のレースから「基準タイム」を作り、そのタイムと比較します。基準タイムは、直近数年間の同条件レースにおける1~3着馬の平均です。
レースによって距離が違うため、時計の差は1600m換算して比較します。1200mや1400mでも同じ基準で評価可能になります。
同じコースでも日によって時計の出やすさが変わります。
馬場が速く、全体的に好タイムが続出
馬場が重く、全体的に時計がかかる
この2つの日の「1分35秒」を同じ評価にはできません。そこで、その日の他のレースから馬場差を算出し、調整を行います。
馬場差を調整した後、基準タイムとどれだけ差があったかを見ます。差が大きいほど高評価です。
重要なのは、実際の走破タイムそのものではなく、「その条件の基準と比べてどれだけ優秀だったか」を見ている点です。
スローペースのレースは全体の時計が遅くなるため、勝ち時計だけでは能力を低く評価してしまう可能性があります。そこで上がり3ハロン(最後の600m)も評価します。
最終的に、「走破時計による評価」と「上がりによる評価」の高い方を採用します。
※上がり3ハロンだけで90点以上になることはありません。あくまで時計だけでは評価しにくいレースを補う指標です。
時計だけでは分からない部分(着差、展開、位置取り、不利など)を確認し、最終的に±3点程度の調整を行います。
スローペースで前にいた馬が楽に押し切った。
→ 展開に恵まれた可能性があり、若干マイナス。
前が残る展開の中、後方から差し切った。
→ 展開の不利を跳ね返したとして、プラス評価。
時計評価が90点以上で、さらに2着馬に2馬身以上の差をつけていること。
時計評価が95点以上で、さらに明確に強い内容を見せた場合。
オープン以上のレースでは、過去5年間の同条件・同じ馬場状態の勝ち時計とも比較します。単純な着順だけでなく、レース自体のレベルも考慮しています。
算出したスコアを、以下の5段階に分類しています。
「何着だったか」だけで馬を評価しない
同じ「1着」でも、以下の要素によってその価値は大きく変わります。
競走馬は成長します。今の評価がそのまま最終的な能力を意味するものではありません。
レースを走るたびにスコアを更新し、2歳馬の成長過程を追いかけられることが、POG RANKINGの特徴です。